平成14年度事業


1 企画展示事業

 

春の企画展「中里の教育-150年の軌跡-」2002.4.27〜6.2

中里町では近年学校の統廃合が進み、かつての半数以上に及ぶ学校が閉校しました。春の企画展では、これらの学校の歩みをたどりつつ、思い出の学校生活や時代背景の移り変わり、校歌の視聴等を通じて、中里地域の教育150年の歴史について振り返りました。
     
中里町の教育年表  中里町小・中学校卒業者数  懐かしの校歌試聴

 

特別企画展T「スペースU-ステンドグラスの世界-」2002.6.18〜7.14

特別展示室開放事業の一環として、中里町在住山口錬氏製作のオリジナルステンドグラス作品42点ならびに山口氏実姉工藤香氏(五所川原市在住)所有のリヤドロ人形5体を展示しました。なお、本企画展は、好評につき2002.9.17〜10.6にも再び開催されました。
     
ステンドグラス作品紹介


夏の企画展「沈める美-民窯百撰」2002.7.21〜9.8

瀬戸(美濃)・唐津にはじまる近世陶磁の系譜は、やがて江戸後期から幕末にかけて全国に拡散し、地方窯の成立を促します。夏の企画展では、そうした民窯に焦点をあて、頑丈な作行きの中にも素朴な味わい溢れる民窯の名品を紹介しました。
     
出品資料紹介  | 出品目録(PDF383KB)

 

秋の企画展「吉田松陰来村150周年-旅人たちみた奥津軽-」2002.10.12〜12.15

吉田松陰150周年を記念して、吉田松陰ほか中里を訪れた人々とその記録類を紹介し、当時の時代背景や中里村の様子を復元しました。また、山口県萩市郷土博物館から借用した松陰自筆書ほか17点を展示しました。
     
展示解説 (PDF型式:700kb)  

 

特別企画展U「ハッピーキルト-季節のおめでとう-」2003.1.7〜2.16

特別展示室開放事業の一環として、『キルトの仲間たち』創立11周年を記念してキルト作品展を開催しました。季節ごとのおめでたいものにテーマをあてた作品でお雛様・サンタクロースのキルト約35点を展示しました。
     
作品紹介

 

冬の企画展「十三湖周辺の遺跡」2003.2.22〜3.30

縄文時代前期、津軽平野北半は広大な古十三湖(潟)に覆われていました。冬の企画展では、十三湖周辺に展開する遺跡出土土器の変遷をたどり、遥か北方世界や大陸へと向かって開け放たれた玄関口の役割を果たした十三湖と周辺の遺跡との関わりについて紹介しました。
     
十三湖周辺の遺跡(PDF形式:837kb)  十三湖周辺の遺跡変遷(PDF形式:990kb)

 

博物館こども教室T「夏休み古代のくらし体験教室@−土器・土偶づくり−」2002.7.13

第1回目は、縄文土器・土偶作りに挑戦しました。1sの粘土から、思い思いの形をした土器と土偶を作りました。
     

 

博物館こども教室U「夏休み古代のくらし体験教室A−野焼き・縄文食試食、勾玉づくり−」2002.7.27

2回目は火起こし・野焼き・勾玉作りと、土器を利用した縄文鍋の試食を行いました。また、優秀作品を表彰しました。
 

 

博物館こども教室V「昔の秋じまい体験教室」2002.11.16

秋仕舞体験として@千歯こき・足踏み脱穀機による脱穀、A籾押し棒による脱粒、B籾通し・チエ飛ばし・唐箕による選別、C石臼による米粉づくり、D羽釜による炊飯・鉄鍋での芋煮づくりなどを行いました。
     

 

博物館こども教室W「スノーマン作ろう!」2003.1.11

特別企画展と関連して、キルトでスノーマンを作るこども教室を開催しました。講師は「キルトの仲間たち」(三上るみこ先生ほか)のみなさん。
     

 

博物館こども教室X「冬の遊び体験教室」2003.2.22

@雪だるまづくり、A昔の遊び−竹馬・藁沓(わらぐつ)・竹とんぼ・けんだま・こま等−を体験したほか、B昔の食事の試食−かまくらのなかで、けの汁・おいも・干し餅など−や、C昔の衣装試着−ドンジャ・藁沓・角巻・蓑など−等を行いました。
     

 

博物館講座T「ステンドグラスを作ろう!」@2002.5.25/A6.1/B6.8/C6.15/D6.23/E6.30

特別企画展と関連して、ミニランプと万華鏡を作成する講座を開催しました。

 

博物館土曜講座T「移動講座−旅人たちの足跡を辿る−」2002.10.19

平成14年度あおもり県民カレッジ事業の一環として、秋の企画展と関連した博物館土曜講座(全5講)を開講しました。第一講は、講佐藤仁先生(青森県文化財審議委員)を講師に招き、「旅人たちの足跡を辿る」と題するバス巡見を行い、「奥津軽」に残された史跡を見学しました。

 

博物館土曜講座U「思想家が見た奥津軽−吉田松陰−」2002/10/26

第2講は、柳沢良知先生(小泊村歴史を語る会会長)を講師に招き、@吉田松陰(1830〜59)の生涯、A松陰奧津軽へ、B算用師峠越え(みちのく松陰道)、C松陰の教訓を生かそう、D三厩から青森(外ヶ浜)、E津軽から帰った後の松陰、F松陰の死後をテーマに講演会を行いました。

 

博物館土曜講座V「中世豪族が見た奥津軽−安藤氏と十三湊遺跡−」2002.11.9

第3講は、市浦村教育委員会安藤の里振興室榊原滋高氏を講師に招き、中世港湾都市十三湊遺跡の発掘調査成果について講演頂きました。

 

博物館土曜講座W「旅人たちが見た奥津軽−管江真澄・岡本青鵞・巡検使等−」2002.11.30

第4講は、1講に引き続き、佐藤仁先生を講師に招き、五所川原以北、金木・中里・市浦を経て、小泊に至るまでの近世「下之切(中通)」を歩いた人々の記録や、それらからうかがわれる奥津軽の様子や、変遷について講演頂きました。

 

博物館土曜講座X「私の見た奥津軽−岩木川のものがたり−」2002.12.7

第5講は、塚本恭一氏(前中里町長)を講師に招き、岩木川改修事業・十三湖干拓事業のあゆみと、同事業を変換点とする岩木川流域のくらしの変化について講演頂きました。講演終了後には、小寺教育長より講座修了書が手渡されました。

 

学社融合事業T「江戸時代のくらし体験プログラム−むかしのくらしを知ろう!−(市浦村立市浦小学校)」2002.6.25

市浦小学校4年生が、、「農作業体験」江戸時代のくらしを体験しました。江戸時代の農民の仕事量について解説を受けた後、野良着を羽織って、実際に唐箕・千羽扱ぎ・足踏式脱穀機・菰編機・石臼などの農具の体験をしてみました。

 

学社融合事業U「体験学習−津軽の歴史探訪−(青森県立鰺ヶ沢高等学校)」2002.7.26

鯵ヶ沢高校1〜3年生が、「津軽の歴史探訪」と題する体験学習を行いました。博物館・五林神社五輪塔を見学した後、パルナス文化ホールで「考古学から見た西北五地方」と題する授業が行われました。
     

 

学社融合事業V「地域生活調査実習(弘前大学教育学部)」2002.9.19〜20

生涯学習課程地域生活専攻学生が、中里町をフィールドとして、グループ別に調査を行い、発表やディスカッションを通じて地域の経営資源や観光資源を活用した住環境計画のあり方について学習しました。

     

 

学社融合事業W「調べ学習−岩木川について−(中里町立武田小学校)」 2002.10.31

武田小学校4年生が、「岩木川について」というテーマで調べ学習を行いました。岩木川の大正〜昭和〜現代と年代順にならべた岩木川の地図による説明などを聞いて、岩木川下流域のくらしの変化について学びました。

 

学社融合事業X「総合学習−我が町中里−(中里町立中里中学校)」2002.11.7

中里中学校1年生が、「郷土芸能について」など班ごとにテーマを定めた調べ学習を行いました。

 

学社融合事業Y「総合学習−昔の農作業−(中里町立中里小学校)」2002.12.11

中里小学校4年生が、昔の農作業について調べ学習を行い、実際にかつて中里地域で利用された農具を体験しました。
     

 

学社融合事業Z「江戸時代のくらし体験プログラム−民具について−(車力村立富萢小学校)」2003.2.26

富萢小学校3年生が、民具体験を行いました。博物館所蔵の唐箕・千羽扱ぎ・足踏式脱穀機・菰編機・石臼などを実際に体験した後、ワークシートを利用して理解を深めました。