原始―まつりと心―


[祈りのかたち]

原始の呪具ほか、津軽地方縄文遺跡より出土した各種アクセ

サリー(首飾り・櫛・土面等)が復元され、装着体験できます。

装いと呪具

  原始社会では、超自然的・神秘的な力をかりて種々の現象を起こそうとする信仰体系(呪術)とそのための道具(呪具)が発達しました。呪術は、社会を維持するための規制強化の役割をはたし、埋葬・祭りなどあらゆる側面で作用しました。

  装身具も、身体をかざる目的とともに呪術的な意味あいがつよく、つける人間とつけない人間の区別がありました。また土器など実用の道具についても、本来の用途のほかに、文様などによって精神的な要素をあたえ、呪術的効果を期待する場合もありました。