平成12年度事業
1 企画展示事業
春の企画展 「Modeling World−帆船模型の世界-」 2000.4.25〜6.4
海上交通の主役である船舶模型を展示し、精緻な模型技術の世界を紹介するとともに、過去から現在に至る船舶のあゆみを概観します。 出品資料解説
個人企画展「キルトのなかまたち」2000.6.11〜7.23
特別展示室開放事業の一環として、「パッチワーク教室」メンバーによるキルト展を開催します。
唐津焼は、桃山時代のころより九州肥前地方周辺で焼かれた施釉陶器の一種です。16世紀末には岸岳周辺(佐賀県北波多村)に散在する諸窯を中心に生産が始まったと考えられますが、豊臣秀吉による朝鮮出兵を契機として渡来した、李朝の優れた陶工達により、大々的な発展を遂げました。 日用雑器を中心に、この頃からはいわゆる織部好みの茶陶なども生産されるようになり、時代の要請を受けたそれらの製品は日本国中に流通しました。当企画展では、窯跡・青森県内遺跡で発掘された古唐津を中心に、桃山から江戸初期にかけて流通した焼き物約200点を展示し、素朴な中 にも力強さを秘めた近世陶磁の魅力について紹介します。 出品目録 古唐津概説 考古学からみた古唐津 美術史からみた古唐津 唐津焼を生産した窯跡群 青森県内遺跡出土の古唐津
秋の企画展 「中里の人々-山と川と潟のある町のものがたり-」 2000.10.24〜12.10
中山山脈と屏風山にはさまれた西北の新田地帯、岩木川を中央に山田川と鳥谷川が流れ、北に十三湖(潟)がある古里。偏東風(ヤマセ)と西風が吹き、地吹雪の舞う中里の村々とそこに生きる人々は、時代とともに変わっていきました。 秋の企画展では、山(中里地区)、川(武田地区)、潟(内潟地区)に表徴される奥津軽の風土が生み出した歴史上の人物や著名人を採り上げ、その時代背景や事績・文物について紹介します。
中里人物名鑑(五十音別) 中里人物名鑑(分野別) 井沼清七 今 孝 吉田松陰 工藤他山
冬の企画展 「新収蔵資料展-津軽の冬しごと-」 2001.1.30〜3.18
近年姿を消しつつある津軽の冬しごと関連の資料を中心に、近年新たに収集した未公開の資料を展示します。
2 教育普及事業
博物館こども教室T「ときめきチャレンジ!縄文体験@」2000.7.8
博物館教育普及活動の一環として、縄文土器や土偶の製作等、「古代のくらし」体験に主眼を置いたこども教室を開催します。
博物館こども教室U「ときめきチャレンジ!縄文体験A」2000.7.20
博物館教育普及活動の一環として、野焼き実験、縄文食の調理や試食など、「古代のくらし」体験に主眼を置いたこども教室を開催します。
博物館こども教室V「津軽の冬しごとと遊び」2001.2.10
企画展示「津軽の冬しごと」と連携させつつ、これらの冬仕事や遊び・おやつ等、失われつつある津軽の民俗について体験するこども教室を開催します。