1998/10/29   10/22の博物館日誌でお伝えした向井勝實さんの木彫作品「森呼吸-Forest Breath-」がこのほど完成し、中里町総合文化センター「パルナス」エントランス上部に設置されました。

夜間照明に浮かび上がる作品群は、深みのある陰影を放ち、周囲の環境と見事に調和しています。芸術の秋、博物館・図書館・絵画展と併せてご覧ください。

   
1998/10/27   「中里町にある名画展-この絵知ってる?-」の準備が始まりました。同展は、中里町の公共施設・団体施設・個人等が所蔵している作品を一堂に展示し、それがどこにあるのかクイズ形式で鑑賞者に当ててもらうというユニークな企画がウリです。
    期間:平成10年10月28日(水)〜11月5日(木)

会場:中里町総合文化センター「パルナス」ロビー

問合せ:中里町教育委員会社会教育係(TEL0173-69-1112)

   
1998/10/25   休日、ご夫妻仲良く博物館を訪れてくださった青森大学葛西励先生。

見習いたいものです・・・。

1998/10/24   10/24わが中里町の誇るシンガーソングライター‘鎌田幸男’さんのライブコンサートが開催されました。

会場となったパルナス大ホールでは、200人余りの聴衆者が水割りグラスを片手に、熱心に耳を傾けていました。

1998/10/22   10/15〜11/3彫刻家向井勝實さん(青森県大間町出身)の個展「彫刻シンポジウムinなかさと」が、中里町立中央公民館前で開催されています。

作品は、チェーンソーで粗削りし、丸鋸で仕上げますが、製作の模様は一般に公開され、だれでも自由に見学することができます。

現代の“円空”向井さん

-向井勝實プロフィール-

1946 青森県に生まれる

1966 個展

1968 毎日現代日本美術展

1976 アーティストユニオンに参加・「JAPAN-NOW」に参加

1977 コンフリュエントに参加

1986 個展

1990 現代日本木刻フェスティバルに招待される

1997 インターナショナルアートキャンプ in L.A.

1998 インターナショナルアートキャンプ in 平澤(韓国)

   
   

向井さんの作品群「森呼吸-Forest Breath-」

1998/10/21   いきなり(?)博物館を訪れる有名人。
   

人気サイト「青森遺跡探訪」の管理人相馬さん(10/18)相変わらずの飄々ぶり

泣く子も黙る(?)八戸工業大学高島先生(10/21)今日も気合いが入っていました

1998/10/20   10/14〜16青森県中里町・新潟県中里村・群馬県中里村・沖縄県仲里村で構成する「全国なかさと会」上州交流会が、群馬県中里村で開催されました。

群馬県中里村は、人口が1000人に満たない小さな山間の村ですが、恐竜をテーマに地域づくり・人づくりを進めており、モンゴル産の恐竜資料を豊富に展示する「恐竜センター」などの施設があります。

   

上州交流会の様子

瀬林の漣痕(恐竜の足跡)

   
1998/10/13   10/11「青森県考古学会」主催の遺跡見学会が行われ、県内一円から参集した約50人が、黒石市築館遺跡→浪岡町野尻(1)遺跡→市浦村歴史民俗資料館→十三湊遺跡→中里城跡史跡公園→中里町立博物館という行程で見学しました。
   

築館遺跡を説明する黒石市文化課鈴木さん

築館遺跡は、津軽平野南部を西流する浅瀬石川沿いの河岸段丘上に位置する縄文時代中・後期の遺跡です。

竪穴住居ほか深さ2〜3mのフラスコ型土坑(中期)が散在し、覆土からは円筒上層c式土器とともに、箱形石棺等に多用される扁平な石片がまとまって出土しました。

また遺構外からは十腰内W・X式期の穿孔土器・注口土器・石刀などが出土しており、全体的に祭祀的な要素が強い遺跡といえるかと思います。

   
    浪岡町野尻遺跡は大釈迦川の河岸段丘上に位置する平安時代の遺跡で、環壕集落でマスコミをにぎわした高屋敷館遺跡の北側にあります。

同地域は9c〜10cの遺跡が集中し、野尻(1)遺跡からも竪穴住居や井戸跡から構成される当該期の集落跡が見つかっています。

竪穴住居は、浪岡地域において多くみられる、掘立柱建物・外周溝が付属するタイプのもので、なかには長径が2mに満たない小規模のものも見つかっています。

野尻(1)遺跡を説明する青森県埋蔵文化財調査センター木村さん

   
   

十三湊遺跡を説明する市浦村安藤の里振興室榊原さん

中世の港湾都市十三湊遺跡は、今年度安藤氏の居館跡と目される十三小学校グラウンドを対象として県・村共同で調査が行われています。

竪穴建物や掘立柱建物ほか、平行する2本の空壕(室町時代;15c前半)や、区画溝(鎌倉時代;13世紀後半)、道路跡などが見つかっており、調査はいよいよ佳境に入っています。

十三湊遺跡では、平成10年10月18日(日)13:30〜15:00十三小学校において現地説明会が予定されています。

   
1998/10/8   10/6より第2回企画展「猿賀神社船絵馬展」が開催されています。詳細は下記をご覧ください。

平成10年度第2回企画展「猿賀神社船絵馬展」

猿賀神社船絵馬解説

   
1998/10/7   10月6・7日と平賀町文化センターで青森県教育委員会主催の「埋蔵文化財担当者等研修会」が開催されました。同研修会は、埋蔵文化財に関する知識・理解を深めることを目的として、毎年開催されているもので、各市町村の事例発表や、文化庁調査官の講演等から構成されています。

今回は、三沢市・下田町・森田村の発掘調査の事例発表・文化庁記念物課小林調査官の講演等があり、最後は地元平賀町で調査が進められている大光寺新城跡遺跡の見学でお開きとなりました。

大光寺新城跡遺跡は、津軽中世史上重要な城館跡として知られていましたが、今調査では掘立柱建物跡や大規模な堀跡(時期不明)が見つかっているほか、8世紀〜17世紀のきわめて長期間にわたって利用されていることが判明しています。

     
1998/10/4   今日は「津軽半島元気フェスティバルIN中里」の開催日。津軽鉄道や博物館を利用した「クイズ大会」をはじめとする子供向けの各種イベントや、ミニコンサート・パネル展などが行われ、 文化センター「パルナス」も多くの人々でにぎわいました。

過疎化の進行する津軽半島・・・。「地域住民とともに成長する博物館」を標榜する当博物館としては、一肌も二肌も脱がなければいけないと思いつつ、まだ明確な活動指針ができていない現状です。

   

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