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2005/09/13
博物館つくり隊「野焼き&縄文鍋」開催

去る9月10日(土)、パルナス裏庭において、先月製作した縄文土器の野焼きが行われ、17名の小学生が参加しました。 点火した火の周りに、縄文土器を並べ、ゆっくりと温めていきます。頃合いをみて、土器を火中に投入し、一気に加熱します。例年だと、この時点で破裂する土器が少なくないのですが、今年はなぜか全て順調に焼けています。

焼き上がるまでの約1時間、弓矢の練習や、土器で野菜や肉を煮てつくった「縄文鍋」を試食しました。燃料が燃え尽きて自然に消火した頃、木灰から土器を引き出します。カンカンと金属的な音がするほど堅く焼き締まった縄文土器の完成です。今年は砂利敷きの場所で火を焚いたせいか、例年よりも高温で焼成されたようです。割れたものも一つもなく、完璧な縄文土器を胸に抱きながら、笑顔で帰途につくことができました。

2005/9/4
博物館つくり隊「風車をつくろう!」開催

博物館では、9月23日(火)より2名の博物館実習生を受入れています。9月3日(土)には、実習生自身が開発したこども向けプログラムが開催されま、4名の小学生が参加しました。

製作体験プログラムは、事前の準備が肝要です。対象に合致した適切な製作時間・方法、安全対策等を考慮したうえで、学習効果やものづくりへの感動が実感できるようプログラムを開発し、予行演習・修正を重ねて、はじめて実施に漕ぎ着けることができます。

この日のプログラムは、墨流し技法でつくった用紙で、風車を作るというものです。マーブル状に染まった紙を切って、ヨシの柄に取り付けていきます。約30分で、色とりどりの風車が完成しました。実習生二人も、教えることの大変さと楽しさが実感できたようです。

2005/9/3
博物館つくり隊「こども刺子教室」開催

9月3日(土)、博物館ではこども刺子教室(講師:三上るみ子・田中修子さん)が開催され、5人の小学生が刺し子のコースター作りに挑戦しました。下絵をチャコで布地に写し取り、その線に沿って丁寧に白糸で刺していきます。鮮やかな手つきでスイスイ刺していく子もいれば、ジグザク状態になる子もいます。それでも世界に一つのお手製コースターに、みんな満足そうでした。

2005/8/30

ミニ企画展「新聞展」準備はじまる

9月10日(土)より、中泊町図書館では「終戦60年  新聞展〜地元紙に見る終戦と復興〜」(主催:青森県立図書館・東奥日報社・中泊町図書館)が開催されます。同展は、終戦前後の東奥日報パネルをもとにに、当時の出来事や市民生活を振り返ろうというものです。

同展に併せて、中泊町博物館では、昭和20年代後半〜30年代の東奥日報(実物)を展示するミニ企画展を計画しています。日本中を沸かせた東京オリンピックや、地元に関する記事など、現在紙面の抽出作業が進行中です。

2005/8/27

博物館つくり隊「勾玉をつくろう!」開催

8月27日(土) 博物館作業室において、原始時代の勾玉を製作するこども教室が開催され、14名の小学生が参加しました。本来であれば縄文土器の野焼きの予定でしたが、折悪しく来襲した台風11号の影響で、野焼きは9月10日に延期され、急遽勾玉作りを実施することになりました。

滑石に下絵を描いて、竹製の錐で穴を開けていきます。研磨剤を加えながら、両手で錐を揉み込んでいきますが、簡単には開きません。30分ほど悪戦苦闘の末、ようやく開通です。続いて目の粗いサンドペーパーで成形していきます。大体形が整ってきたら、目の細かいサンドペーパーで細部まで丁寧に調整します。最後に水ヤスリで磨くと、ピカピカと光沢のある勾玉が出現。さらに紙紐で編んだ撚糸をつけて完成です。所要時間約1時間、ヒリヒリ痛む手のひらと勾玉を交互に見やりながら、昔の人の苦労が実感できたようです。


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