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2002/8/14
市浦村小学校 四年生のみんな24名は校長先生、担任の大川先生と一緒に博物館に遊びに来てくれました。
今日は
「むかしのくらしを知ろう!」ということで博物館で江戸時代のくらしを体験しました。

まずは、博物館職員お話を聞きながら博物館の探検。はじめて来た子も多く興味深々と展示品の説明に聞き入っていました。
パソコンゲームや自転車タイムマシーンなど遊んで学べる機械にみんなは夢中でした。

引き続いては、場所を移動して
「農作業体験」。班長さんに代表してもらい、みんなで江戸時代のくらしをちょっと体験してみました。まずは、江戸時代の人がどのくらい一日に仕事していたのかパネルで説明。次に野良着を羽織って、実際に唐箕・千羽扱ぎ・足踏式脱穀機・菰編機・石臼などの農具の体験をしてみました。体験してみた班長さんの感想は・・・「昔の人はたいへんだ」とのことでした。

市浦村のこどもたちは今までは、なかなか中里まで足を運ぶ機会がなかったみたいです。この後、博物館のほうに再び遊びに来てくれる子もいて博物館職員一同、市浦村小学校の先生方には感謝しております。ありがとうございました。市浦小学校のみんな今度また、中里の近くに来たら博物館に遊びに来てくださいね。(Ar)

博物館の探検(お話)

パソコンゲーム

田下駄体験

足踏式脱穀機

千羽扱き

唐箕

石臼

パネルで説明(横でゴメン)

2002/8/9
時系列がめちゃくちゃですが、7月13日(土)に行われた中里町立博物館こども教室「夏休み古代のくらし体験教室」の模様をお伝えします。

第1回目は、縄文土器・土偶作りに挑戦します。土器は、縄文時代の一大発明品であり、これによって、食べられる物の種類が増加、また土器で煮ることによって保存・殺菌効果も高まり、病気の予防や寿命の延長をもたらすようになったと想定されています。

各自思い思いのイメージの作品を頭に描きながら粘土を練る作業からスタートです。先生の説明に耳を傾けながら、額に汗をにじませ、唇を噛み締めながら、力を込めて練っていきます。

続いて成形に入ります。まずは底部を作り、その上に粘上紐を積み上げる工程です。一段二段と作業は順調に進んでいるかと思いきや、グニャッ と崩れて苦笑い。

 「よしっ!!」と気を取り直して再度挑戦です。色々想いを込めて完成までたどりついた作品は皆個性豊かで、世界で一つしかない物ばかりです。二週間程乾燥し、7月27日にはいよいよ野焼きです。(Ji)

2002/8/7
去る8月4日(日)、恒例の「真夏のストーブ列車」が運行されました。同列車は、中里町の町おこしグループ「のれ!それ!中里」実行委員会(委員長 蝦名直志)が冬の風物詩である「ストーブ列車」を五所川原市の立佞武多見物の観光客に味わってもらおうと4年前から行っているものです。

当日は、津軽鉄道の三和社長、同実行委員会の蝦名委員長の歓迎の挨拶に続き、午後4時46分津軽五所川原駅を出発しました。車内に乗り込んだ約65人の客は「本当にストーブに火が入っているんだ」とか「ストーブは二つあるんだ」とか珍しげにしていましたが、車内の気温は43度と猛烈な暑さで、「暑い、暑い」を連発し、早速無料サービスのアイスクリーム、ストーブで焙ったスルメを頬張っていました。

往路の車内では、吉幾三さんの「立佞武多」の音楽をバックに、沿線の田園風景を眺め、冷たい飲物でのどを潤していました。

折り返しの津軽中里駅では、中里三味線会による演奏が出迎え、帰りの車内では、中里町横笛愛好会有志による県内各地のねぶた囃子、岩木山参詣の登山囃子、下山囃子の演奏が披露され、囃子に合わせて踊る方々もいました。

大阪から来たというご婦人は、同委員会のメンバーからストーブ列車のTシャツをプレゼントされ、記念になると大変喜んでおりました。午後6時36分五所川原駅に到着し、降車する乗客は口々に「津軽の人の温かい気持ちに触れることができた」と楽しそうな笑顔を浮かべながら、立佞武多見物のため、駅ホームを後にしました。

2002/7/27
博物館こども教室「縄文土器大賞」決定(7/13・7/27)

平成14年度こども教室「縄文土器大賞」が決定しました。栄えある大賞者はこちらの面々です。

大賞一人目  中里小学校 古川 千恵子ちゃん(小3)
とっても上手に土器のかたちが作られていて大人顔負けの出来映えでした。

大賞二人目  薄市小学校 小寺 隆斗くん(小2)
ほかには類を見ない、波型の縁がとてもきれいに出来ていました。

大賞三人目  中里小学校 小野 真司くん(小6) 
大きな灰皿のような形がとてもかっこよく出来ていました。

 また、今回は石器で切った肉を使った縄文鍋(豚汁)を食べました。縄文土器で煮た豚汁はいつもたべているよりもおいしかったような気がします。これも焚き木を使ったのと天気がとてもよかったからでしょう。
 みんなが作った土器が焼き上がるまで弓矢のゲームもしました。最初は弓矢の使い方に慣れなかったみんなですが、だんだんと上手くなってゲームの優勝者の米塚  一将くんは10点中7点もとれました。一将くんは縄文時代に生まれていたらたぶん女の子にモテモテだったのでは?

 おなかもいっぱいにになったところで引き続き勾玉づくり。石に木の棒で穴を開けるのがみんな一番難しかったみたいです。

 今回のこども教室二日間で土器・土偶・勾玉を作れるようになっつたし、縄文鍋を食べて弓矢も使えるようにもなりました。とってもみんな縄文人らしい(?)顔になってお家に帰って行きました。来年はもっと上手くなれるといいですね。(Ar)

             

古川 千恵子ちゃん(小3)   小寺 隆斗くん(小2)   周りは灼熱地獄   弓矢のゲーム(大変だった。)

小野 真司くん(小6) 火起こし体験 縄文鍋(豚汁)はおいしかった。
土器・土偶が焼き上がったぞ! 勾玉づくり「穴が開かないよう・・・。(泣)」 「もう少しで開くよー(笑)。」
2002/7/12
夏の企画展「SPACEU-ステンドグラスの世界-」終了迫る!!

6月18日(日)よりはじまったステンドグラス展も、あさって14日(日)で閉幕いたします。製作者の山口錬氏が、ステンドグラスを始める契機となったのは、エルム文化センターの教室だったそうです。そこで基本をマスターすると、その後は独学で創作活動に着手。以来多種多様なテーマに基づいたステンドグラス作品を製作、平成11年夏には最初の個展「−スペースクリスタル[天空]−ステンドグラスの世界」を中里町立博物館において開催しています。

同展に続いて2回目となる今回のテーマは[−春夏秋冬−四季折々のステンドグラス]。花をモチーフとした曲線基調のものはアメリカ製、直線基調のデザインはドイツ製の意匠を取り入れているそうです。力作45点をこの機会にご覧ください。

また、同展では、山口氏の実姉工藤 香氏所蔵のリヤドロ人形も展示しています。スペインバレンシア近郊で製作された、繊細で巧緻な人形の世界も併せてご覧ください。