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2006/7/15

「今泉賽の河原例大祭」開催!

去る6月23日(金)今泉賽の河原において、毎年恒例の例大祭が開催され、花を手向けられた地蔵群が見守る中、供養祭や登山囃子・歌謡ショー等が行われました。また数年ぶりに、いたこ(霊媒師)による口寄せも行われていました。外ヶ浜方面から吹き寄せる冷涼なヤマセ(東風)が名物の今泉地区ですが、この日は朝から汗ばむほどの天気で、夕方シンガーソングライター故河島英五氏の長男翔馬氏のライブが始まると、祭りの盛り上がりも最高潮に。最後は劇団夜行館による野外公演でお開きとなりました。

今泉賽の河原は、縄文土器や土師器片が散布する遺跡(大石崎遺跡)として知られますが、中世以降の足跡については残念ながら、不明な点が多いようです。『中里町誌』によれば、津軽地方における地蔵信仰の拠点五所川原市(旧金木町)川倉地蔵尊は、元々今泉賽の河原にあった地蔵を、享保元 (1716) 年中泊町深郷田善導寺六世良演上人が移したものとしています。この説が正しければ、少なくとも今泉賽の河原の歴史は、江戸中期以前に遡ることになります。ただしその30年ほど前に実施された貞享検地帳ほか、文書記録類には、「賽の河原」に関する記載はまったく認められません。

同地が再び歴史に登場するのは、明治以降のことです。国有原野に編入されていた同地は、明治後期今泉地区に払い下げられた後、所有が転々とし、耕地や小学校運動場等に利用されてきました。お堂や地蔵群が建立され、例大祭が執り行われるようになったのは、近年のことと考えられます。

ひっそりと佇む地蔵たち
いたこの口寄せ
河島翔馬ミニライブ
2006/6/21

「NOSTALGIA in NAKADOMARI 2006」開催!

去る6月18日中泊町総合文化センターパルナス駐車場においてカーミーティングが開催され、約300百名の観客が世界の名車を堪能しました。集まった車はフェラーリ360モデナ、ポルシェ911GTなど生粋のスポーツカーから、BMWZ-1、ルノーサンクターボといった稀少車まで約40台。

オーナーによる解説や車自慢、人気車コンテストなどが行われましたが、もっとも盛り上がったのが抽選による試乗会です。8名の当選者が憧れの車の助手席に乗って付近を周回しましたが、当選した喜びも束の間、あまりの加速感に車を降りるころにはフラフラで、感想を聞かれても「凄かった・・・」の一言を発するのがやっとの状態。

また会場内では石炭を燃料とするミニ蒸気機関車の走行も行われ、こどもたちに大人気でした。

フェラーリやポルシェがたくさん
ごった返す会場
白い車がルノーサンクターボ
スーパーセブン軍団
フェラーリ360モデナ
左端がBMW Z-1
山形から駆けつけた車も
オーナーによる自車解説
本物そっくりのミニSL
2006/5/23

H18岩木川子ども自然体験学習会始まる!

去る5月21日(日)今年度1回目の「岩木川子ども自然体験学習会(主宰・NPO法人岩木山自然学校)」が開催されました。同学習会は、各種の体験活動を通じて、岩木川の環境問題を考えるプログラムで、今年で4年目を迎えます。

中泊町総合文化センターパルナスに集合した14名の参加者は、岩木川において外来種ニセアカシアの伐採作業を行った後、ヨシ原の火入れ状況や芦野頭首付近で実施されている生態調査を見学しました。午後は、宮野沢地区に移動して、ヨシを活用したマメコバチの巣箱づくりに挑戦、さらに川倉のりんご園に行って、実際の利用状況を観察しました。

盛りだくさんのメニューでしたが、下流部のヨシが、上流部のリンゴ栽培に活用されるなど、両地域の不思議なつながりを、体で理解した様子です。

なお、次回以降の予定については、以下のとおりです。参加希望者は、主宰者までお問い合せください。

第2回 7月29日(土)〜30日(日)「カヌーでゴミ拾い」
第3回 8月8日(火)〜9日(水)「ヨシ船づくりと岩木川体験」
第4回 10月14日(土)「岩木川が育むリンゴ収穫体験」
主宰 NPO法人岩木山自然学校(電話0172-83-2670)

オリエンテーション
外来種ニセアカシア退治
岩木川の生態調査
ヨシ製品の普及に取り組む竹谷氏
マメコバチの卵が詰まったヨシ
リンゴ園で使用されているマメコバチ

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